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白線文庫

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PEILLON

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ニースの旅で一番楽しみだったのがここ、ペイヨンという村。

こんなふうに崖の上に民家が寄り集まるように
建てられているのを鷲ノ巣村と言って、
かつて、サラセン人(アラブ人)などからの
攻撃を逃れるため、外から見えない場所に
集落を作ったのだそう。
コートダジュールにはこういった鷲ノ巣村が
100以上もあるらしい。

ここにどうしても行きたくて。
他にもエズやサンポール・ヴァンスなど
観光地化された有名な鷲ノ巣村もたくさん
あったのだけど、写真で見たペイヨンを
どうしてもこの目で見たくなってしまったのと、
小さくて静かというのが気に入ったから。

本当はペイヨンにある一つ星レストラン付きの
オーベルジュに泊まりたかったのだけど、
残念ながらこの日は満室で予約が取れず。
また行かなくちゃね。

さて、ペイヨンの最寄りのバス停は
山の麓にあり、そこから歩いて登って約50分。
バス停へはニースから長距離バスに乗って行く。
このバスがまたいい感じで、
ここでちょっとしたハプニングが。

バスの運転手さんにペイヨンの最寄りの駅で
降りたいから着いたら教えてほしい、と
メモを書いて渡していたのだけど、
その運転手さん、なんとも陽気な兄ちゃんで
次々に乗ってくるお年寄り相手に
おしゃべりに花を咲かせている。
そして案の定、私たちの降りたかったバス停は
通り過ぎてしまうという…。

結局終点のバス停まで一緒にドライブして、
折り返し運行するからここで10分待ってて!と。
まぁ時間もあったし、バスから眺める風景も
すごくよかったし、いいハプニングだったかなー。
ありがとう、マルシコス!(後で自己紹介まで
してくれた。英語は全く話せないらしく
ここまで全部フランス語。ひやひやしたなぁ。)

そしてやっとバス停に到着。
ここからは車道をてくてく歩いて登る。
運良くお天気は最高で空気も景色もいいし
気持ちのいいトレッキング。

小一時間山を登ってたどり着いたペイヨンは
本当におとぎ話に出てくるような村だった。
石造りの家がくっついて建っているから、
村に一歩足を踏み入れると少し暗くて空気が
ひんやりして、なんだか時がとまっているみたい。
人もほとんどいないから、中世の村かファンタジーの
世界に迷い込んでしまったような気がするほど。

一通り散策して休憩したら、日が暮れないうちに
帰ろうということで来た道を引き返していたんだけど、
歩いていたら地元のマダムが車で通りかかって、
麓まで乗せてくれると言う。メルシー!
助手席にかわいい男の子と毛足の長い犬が乗っていて、
なんだかすごーく素敵!田舎の人はみんな優しいなぁ。
すれ違ったら挨拶してくれるしなぁ。

この後、麓の村からニースへ戻るのがまた一苦労
だったのだけど、その話はまた別の機会に。




マダムの運転する車。犬が私たちに興味津々。
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この道をずーっと登るとペイヨン。
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下に見える村も素敵。ちらっと見えているのは線路。イタリアまで続いているローカル線。
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遠くから見ると空中に浮いているよう。
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ペイヨンの入り口。観光客らしい英国人夫婦以外、誰にも会わなかった。
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ペイヨンにいた猫。うちで留守番してるミツくんにそっくり!
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猫に誘われ村の中へ。猫の後を追って違う世界に紛れ込んでしまう、物語の始まりみたい。
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この日の服装が図らずもこの風景にぴったり馴染んでたりして。
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人の気配はほとんどない。でも住んでいる人もいるらしい。
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おしまい。
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ニースの旅はここまで。次からはパリへ戻ります。
ニースは本当に素晴らしいところ。
また必ず行くぞ、南仏。

この他にも、アンティーブにあるピカソ美術館も
とてもよかった。
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by hakusenbunko | 2012-03-17 19:58 | 雑記
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