ブログトップ

白線文庫

hakusen.exblog.jp

カテゴリ:ご紹介( 29 )

困ってる人

結局のところ、この世知辛い世の中で生き延びていくにはユーモアが不可欠なんだ、と思う。私の好きな作家たちは、ものすごく困難なことを、軽やかにしなやかに、おかしみに変えてしまう。カート・ヴォネガットも然り、佐野洋子も然り。あるエッセイの中で佐野洋子が、「どんな悲惨な状況の中にも人は滑稽さを見つけることが出来る」というようなことを書いていた。不器用なんだけど、絶望を避けて生きる方法を経験的に見出した人たち。
どうしていきなりこんなことを言い出したかというと、大野更紗さんの『困ってる人』を読んだから。すごく良い本なんです。題名の通り、いや題名以上に、困難な病気に直面して「困ってる人」である大野さん自身のお話なんだけど、驚くほど明るくて、軽い。しかもおもしろい。笑えるんです。状況はものすごくシビアなのにもかかわらず。そうか、この人は同情なんかして欲しいんじゃなく、ただただ生きるために書いてるんだ。文章も気持ちよくて、軽妙な、小気味よいリズムでぐいぐい引き込まれます。ぜひいろんな方に読んでもらいたい。ちなみにこの本は白線文庫ではお求めになれません。新刊書店でどうぞ。
[PR]
by hakusenbunko | 2011-10-17 19:23 | ご紹介

秋には詩集を

新刊の本のご紹介、もうひとつ。

白線文庫でも取り扱っているmurmurmagazineの編集長、服部みれいさんの、初の詩集が発売されました。さっそく入荷しています。murmur秋号は今回お休み、次回は冬号です。それなら秋は詩集を読もう。普段あまり詩は読まない、そういう方にこそ手にとっていただきたい。甘く優しい中にもぴりっとパンチの効いた詩の数々。そしてあとがきがまた秀逸なのです。そう言われると先に読みたくなるかもしれませんね。そこは抑えて、まずは詩から、味わって。あとがきはやはりあとがき、そのあとのお楽しみです。


服部みれい詩集 『甘い、甘い、甘くて甘い』
d0156150_1256291.jpg

服部みれいによる甘やかで静かな詩の世界

「甘い、甘い、甘くて甘い」「男より男」「女より女」「うつくしくて、うつくしくて、うつくしい」の4章で構成された、服部みれいによる初の詩集。「あたらしい自分になるにつれ、“いつものことばからはみでることば”がたまってきた」。ページをめくるごとに、甘くて濃密な、独特の世界が広がっていきます。
[PR]
by hakusenbunko | 2011-10-10 13:29 | ご紹介

エクリの本

エクリの本をはじめて手に取ったとき、本が語りかけてくるようだと思った。

一年に一冊、愛情を込めて作られた本は、ゆっくりていねいに刊行されています。エクリ、「書く」という意味の名の小さな出版社。本の造作も美しい。そして中には美しい言葉と共に、画や写真もふんだんに盛り込まれています。ゆっくりじっくり味わいたい。エクリの本にはなぜか、これからの秋や冬の季節がよく似合う気がします。ひとり灯のもとに文を広げて、見ぬ世の人を友とする。秋の夜長に、冬の寒い日の家で過ごす休日に。詩画集、挿絵の入った物語、絵本。お気に入りの一冊を見つけてください。プレゼントにもおすすめです。

ecrit

d0156150_17113313.jpg




















新刊の取り扱い、少しずつ増えてきました。
次回またもう一冊、ご紹介いたします。
[PR]
by hakusenbunko | 2011-10-06 17:09 | ご紹介

murmur magazineバックナンバー入荷しました。

murmur magazineのバックナンバー7、8、9号が入荷しました!

特集は
7号「結婚ってなんだろう」
8号「地球の上に生きる 2010」
9号「本であたらしい自分をみつける旅」

どれもこれもおもしろいんです。程よいサイズ感なので、半身浴のお供になんてぴったりです。軽いので、旅のお供にも。
どうぞお手にとってご覧ください。
[PR]
by hakusenbunko | 2011-08-04 18:43 | ご紹介

murmur magazine 13号 本日発売!

d0156150_131593.jpg


お待たせしました!murmurmagazine最新号、本日発売です。

今号は、リニューアル準備号、
特集は「今いちばん知りたい未来をつくる方法のこと」
自然エネルギー勉強会のレポートで、「未来バンク事業組合」理事長の田中優さん、映画『ミツバチの羽音と地球の回転』の監督鎌中ひとみさんのインタビュー、そして先日、SHOZO音楽室でも上映された映画『幸せの経済学』のヘレナ・ノーバーグ=ホッジ監督のインタビューなど、前半だけでこれだけ充実した内容です。本当に、今知りたいことが詰まっています。
他にも、「夏の冷えとりスタイル読本」や「原発のない国 ニュージーランド自給自足生活」などなど。

murmurmagazineは主に女性向けの雑誌なのですが、もう老若男女問わず、どなたにも読んでいただきたい。読み物として素晴らしい雑誌です。今日から店頭にて販売しています。ぜひ、お手にとってご覧ください。

バックナンバーもございます。
12号 特集「ひとも自然もしあわせになる 今を生きるための知恵」
11号 特集「マーマー的ホリスティックな世界の小さなガイド」
10号 特集「永遠の少女に会ってきた 黒柳徹子さんが 自由なわけを知りたくて」
[PR]
by hakusenbunko | 2011-07-14 14:36 | ご紹介

はじめもなければ終わりもない

今朝はなんだか、現実そっくりの夢を見た。うっすらとしか覚えていないのだけど、夢の中である本を手に入れた。ビートニクの、ポエトリーリーディングに関する本だったと思う。確か、表紙は青。お店を開けて、いつもの机に座って、さぁ、あの本を開いてみようと思ったら、手元にはなかった。夢だったのか。夢と現実がくっついてしまうことがある。あちらの世界とこちらの世界。本の世界も同じ。でもそれがまた、楽しい。

今日は嵐の前の静けさ、のようなそわそわする天気。風の吹き方が、気持ちをそわそわさせる。静かな一日になりそう。こんな日は不思議な世界の小説が読みたい。本棚を眺めて、すぐにぴったりな本を見つけた。ホルヘ・ルイス・ボルヘスの『砂の本』。表紙にこう書いてある。「この本は『砂の本』というのです。砂と同じくこの本には、はじめもなければ終わりもないのです。」

読書室のご利用に、良い季節がやってきました。白線文庫で本を手に入れたら、読書室でゆっくり読書はいかがでしょう。
[PR]
by hakusenbunko | 2011-05-26 14:14 | ご紹介

中川望詩集 「マケドニアの運転手」

詩の朗読会、ご好評をいただき終了することができました。
お越しくださったみなさま、どうもありがとうございました。
白線文庫で開催した、はじめての朗読会。とても良い雰囲気で楽しんでくださり、すてきな夜になりました。

今回の朗読会で読ませていただいた中川望さんの詩集、「マケドニアの運転手」ですが、引き続き白線文庫にて販売しています。私家版なので、一般には販売されていません。シンプルで美しい佇まいの本です。声に出して詩を読むと、気持ち良い風が通りぬけるような気分になりました。詩を朗読すること、声を出すことって、ちょっといいですよ。ぜひ、お試しください。

d0156150_17371114.jpg

[PR]
by hakusenbunko | 2011-05-19 17:55 | ご紹介

murmur magazine

murmur magazineの取り扱い、始めました。
d0156150_17235116.jpg

murmur magazine(マーマーマガジン)は、FRAMeWORKから発行されている季刊誌です。「自分を大切にすることが、近くの誰か、そして地球を大切にすることにつながる」、murmurのモットーのひとつで、私の大好きな考え方です。

murmur magazineは新しい時代のエコ・カルチャーマガジンです。
何年か前から、「エコ」という言葉が流行り、猫も杓子もエコ、エコと、そんな風潮に大きな違和感を感じていたのですが、この雑誌の「エコ」は、私には気持ちよくすんなりと消化することができました。

今回の大震災、特に福島での原発事故を受けて、環境のことや、自分や家族の身体とこころの健康のことを、改めて考え直している人は多いと思います。もちろん、私もそうです。自分はどこでどのように生きるのか。冷静に、じっくり考えて、自分で決めて、行動する。そして今だけじゃなく、考え続けること。簡単なようで、実は今の日本では一番難しいことの一つなのかもしれません。自分で決めたことに自信を持って生きたいものです。

murmur magazineには、本当の意味で自分を大切に生きるヒントがたくさんつまっています。

栃木県内でのお取り扱いは当店のみです。白線文庫は古本屋ですので、新刊の取り扱いはしていなかったのですが、久しぶりに気に入った雑誌を見つけたのに近くでは手に入らない。ということで、いっそ取り扱うことにしました。そのくらい、みなさんにおすすめしたい雑誌なのです。最新号の12号と、バックナンバーの10,11号を取り揃えています。最新号の特集は、「ひとも自然もしあわせになる 今を生きるための知恵」です。
ぜひ、お店まで見に来てください。


ゴールデンウィーク中は休まず営業します。11時より。
5月6日の金曜は、定休日です。
[PR]
by hakusenbunko | 2011-04-29 17:33 | ご紹介

ご紹介を少し

地震発生後の営業再開から三日目、ある本を手に入れるために足を運んでくださったお客さまがいらっしゃいました。中井久夫『1995年1月・神戸「阪神大震災」下の精神科医たち』この本を地震前にここで目にしていて、今どうしても読みたくなったんです、と。しかしタッチの差で先にいらしたお客さまが買ってくださった後。他のお店でネットで買えるところをご紹介することしかできませんでした。という話を、その本を白線文庫へ持ち込んでくださったお客さまにしたところ、このサイトをご紹介くださいました。

精神科医で神戸大名誉教授の中井久夫さんが阪神大震災で精神科救急にあたった時の手記「災害がほんとうに襲ったとき」http://homepage2.nifty.com/jyuseiran/shin/shin00.html

本当に必要な情報がそれを本当に必要としている人に届きますように。
[PR]
by hakusenbunko | 2011-03-26 21:28 | ご紹介

地球交響曲 第七番

地球交響曲、「ガイアシンフォニー」と読みます。
シンフォニーだけど、音楽ではなくドキュメンタリー映画なのです。
SHOZO音楽室にて上映中。まさに今、です。
こういう情報ってブログじゃなくツイッターのほうが効果的なんだろうなぁ。
と思いながらそれでもここに書いています。

私は昨日、一足お先に試写会で観させていただきました。
ガイアシンフォニー、これまで聞いたことはあったけど、よく知らなかった
のですが、観てよかった!ぜひいろんな方に観て欲しい。
自分が地球の中の日本という国で暮らしている一人の人間なんだ、という
ことを改めて感じることができました。
自分が経験したことのないこと、そしてこれからもすることのないようなこと
を経験している方たちの話を聞けるのは、素晴らしいことです。
知りたいこと、考えてみたいことがたくさん詰まっていました。

きょうこれからあと何回か上映されます。
連休だけど雪だし家でゆっくりしようか、という方、
一寸出掛けてみるといいことあるかもしれませんよ。

白線文庫のお隣、SHOZO音楽室にて。
2月11日、本日のみ。これからの時間の上映は
13:00~15:10
17:00~19:10
20:00~22:10

おすすめです。よい週末を。
[PR]
by hakusenbunko | 2011-02-11 12:08 | ご紹介